今回は、親の「変わってしまった姿」を受け入れるということは、「もう戻らないかもしれない現実」を見つめるということにつながるとお伝えしました。
このことをさらに考えていくと…。
今までできていたことが、できなくなる。元気だったのに外出するのを嫌がるようになる。
その変化に直面すると、私たちはつい、否定したくなってしまいます。
「まだできるはずだ」
「自分の気のせいじゃないか」
「ちょっとしたことなのに」
でも、自分がそんな思いを抱く根っこには、もしかしたら生活の変化を厭う気持ちからなのかもしれません。
「年をとるということが、何か大きな“つらさ”を呼び込むのではないか」
「介護という重しが、自分にのしかかってくるのではないか」
そういう“恐れ”が、心のどこかにひそんでいるのだと思います。
その“恐れ”を認めるのは、とても勇気のいることです。
「親の変化が怖い」のではなく、「それによって、自分の生活が変わってしまうことが怖い」のだと。でも、まずはその声を自分でちゃんと聞いてあげる。無理に「そんなこと思っちゃダメだ」と打ち消すのではなく、「ああ、自分も怖かったんだな」と受け止めてあげる。
自分の心に潜む何かを客観視することで、すこしずつ変わっていけるような気がするのです。
「変わること」は、親だけではなく、自分にも起きている。でもそれは、悪いことばかりではなく、
「優しくなるチャンス」「立ち止まって考えるきっかけ」になるかもしれません。
否定するのではなく、受け入れてみる。
その一歩、二歩が、介護という時間を少しだけやわらかくしてくれるのではないでしょうか。また、自分を少し引いて見ること――それは、介護の中でとても大切な力なのだと思いま
自分の心に潜む何かを客観視することで、すこしずつ変わっていけるような気がするのです。
「変わること」は、親だけではなく、自分にも起きている。でもそれは、悪いことばかりではなく、
「優しくなるチャンス」「立ち止まって考えるきっかけ」になるかもしれません。
否定するのではなく、受け入れてみる。
その一歩、二歩が、介護という時間を少しだけやわらかくしてくれるのではないでしょうか。また、自分を少し引いて見ること――それは、介護の中でとても大切な力なのだと思います。
冷蔵庫の一件を思い出すたびに、ようやく“少しだけ”工夫する大切さに気づいたわけですが。
ですが、それでもまだ、自分の中に整理がつかない思いがくすぶっていたのです。
「あれだけ元気だった母が、どうして?」
「この前までは、ちゃんとしてたのに……」
そんな思いが、何かあるたびに頭をよぎるのです。
「何やってんだよ」と咄嗟に声を上げてしまった私に、母は困ったような笑顔を浮かべていました。あの時の表情が、今でも胸に残っています。
―“まだ大丈夫”という思い込み。
―“母らしさ”が、これまで通り続いていくという無意識の期待。
でも現実は、ゆるやかに、でも確実に変わっていたのです。
介護の現場ではよく、「受け入れが大切」と言われます。しかし、それは、簡単なことではありません。
「変わってしまった姿」を受け入れるということは、「もう戻らないかもしれない現実」を見つめるということ。それは、親を失っていく実感と、少しずつ向き合っていく過程でもあります。
気持ちの切り替えがうまくできないのは、普通のことなんだと。でも、そんな時こそ、少しだけ“外の眼”が必要になるのだと思います。
たとえば、他の家族の言葉。介護の専門職の視点。
あるいは、数日空けて日記を読み返すような“時間という眼”。
(さらに次号に続きます)
前号に続きまして「あの時こうすればよかった…」Part2です。
冷蔵庫が豆腐と納豆に占領されていくたびにバトルとなった我が家。今から考えると、言い争いなどしなくても良かったなという思いがふと起こりどのようにすればよかったのか
それは、「冷蔵庫にあるものリストを作って貼っておく」
こうしておけば、同じものを買う必要はなくなります。単純ですぐ実行できることでしたが、
億劫がってやらなかったんですね。
ではもう少し詳しく述べてみます。
買い物に行く前に、母と一緒にリストを見て「今、何が家にあるのか」を確認する。そして、いざお店で買い物をする際には、レジに並ぶ時も一緒に付き添い、最後のチェックをするようにする。
さらに、同行していた父にも同じリストを持ってもらい、母のかごの中をさりげなく見てもらう。
――そうやって、「また豆腐と納豆!」という事態を防ぎつつも、できるだけ母が自分の意思で品物を選ぶ時間は、ちゃんと残しておく。
買い物は、母にとって外の空気を吸い、人とすれ違い、季節を感じる大切な“楽しみ”でした。だからこそ、その楽しみを奪わないようにしながら、さりげなく手助けをしていく。体調があまりすぐれない時でも杖を突いて、買い物かごを押して、ゆっくりと歩く姿が印象的でした。今思えば、それだけで良かったのかもしれません。
「なぜ、あのとき怒ってしまったのか」
「なぜ、もっと笑いながら工夫できなかったのか」
振り返れば、やれることはたくさんあったように思います。気づくのはいつも少し遅くて、後からこうして言葉にしている自分がいます。
介護というと、どうしても「大変」「重たい」「我慢が必要」といった言葉が先に思い浮かびます。実際、日々の介助や変化への対応、体力的負担、そして心の波―楽なことばかりではありません。でも、今になって思うのです。
“ちょっとした工夫”があれば、介護は「少し楽」になる。次号はこのあたりについてたよりしていきたいと思います。
後悔先に立たず!と言いますが
いよいよ新年度ですね。寒の戻りはあるものの、桜の満開日予想が高い精度で的中しそうです。桜が花開くと「日本の春」と言う感じです。
さて、タイトルにありますように、「あの時こうすれば…」という思いは誰にでもありそうです。特に介護においては時々強く感じます。私の両親は、すでに他界しておりますが、ふと、こうした方が良かったかなぁと頭の片隅をよぎる日があります。今月はそんな体験談を中心にたよりしていきます。
小生の母親は、88歳で天国に招かれました。若かりし頃は、K市の病院で看護助手、その後はO町の医院で長らく受付を手伝っていました。元気よく活発で病気とは縁遠い人でしたが、80歳を過ぎてから時々体の不調を訴えるようになりました、
小生の家系は、循環器系の病気になりやすいようで、何度か病院にお世話になりました。カテーテル手術も行っています。
そんな折だったでしょうか。家にいるばかりではと休みの日には買い物によく出かけました。
買い物から帰ると必ず見るものと言えば、そう冷蔵庫。その冷蔵庫を開けるたびに
「あれっ、また買ってきてしまったよ」
「あ、まだあったんだ」
このようなセリフを何度聞いたことでしょう。
その度に、「出かける前に確認しなくちゃダメだよ」
「もういい加減にしてくれよ」
母親とのバトルが始まります。表現はやわらかくしておりますが、親子となるともう少し表現が過激になりますことは、皆さまのご承知のことと存じます。
とまぁこんな感じです。ちなみに、何をまた買ってきたかと申しますと…、「豆腐と納豆」なのでした。それが冷蔵庫の棚を占領していくのです。
このような日々を繰り返していたのですが、今では、こうすれば良かったかなぁという思いがあります。それはまた次号で。
コロナウィルスの影響で家で過ごす時間が増えている方がいらっしゃると思います。何もしないで時間だけ過ぎていく…、な~んてことのないようちょっとした時間にできる頭脳活性化法をご紹介していきたいと思います。
今回は、「親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!」(著者・長谷川嘉哉)サンマーク出版
を参考にさせていただき皆で取り組んでみました。
今回のは、「親指曲げ刺激法」です。
1.両手ともにじゃんけんのグーの形から親指だけ伸ばします。
2.息を吐きながら親指の第一関節を曲げます。
3.次に息を吸いながら親指を立てた状態に戻します。
4.これを両手同時に10回繰り返します。
※無理ない範囲で行ってください。10回は目安としてお考え下さい。
※親指だけでOK牧場です。
こんな感じで随時ご紹介してまいりますのでよろしくお願いいたします。
緊急事態宣言から緊急事態宣言解除まで長いようで短い日々でした。それにしても目には見えないウィルスとの闘いは、古来よりあるとはいえ今回まざまざとその恐怖を感じる日常でした。
まだまだ、これからウィルスとの共存は続きますが、一層氣を引き締めてまいりたいと思います。ということで、ヴィレッジ内ではうがいや手洗い、消毒のほかに印南建装さんより提供の「接触感染対策シート」(ドアノブや手すりに貼る白色シート)や出羽紙器製作所さんの「新型コロナウィルス対策飛散防止パーテーション」をテーブル上に設置いたしました。
ご利用者の皆様、最初は戸惑いの表情で話をしていましたが、今やすっかり定着し、シート越しの会話を楽しんでおられます。
風船やバルーンには不思議な力が宿っているようです。ボールを追う目が次第に鋭くなったり、笑顔になったり、千変万化の表情が素晴らしいですね。
サンタヴィレッジに通われるご利用者の方で100歳を迎えられた方がいらっしゃいます。
祝100歳!
ヴィレッジ開設の当初から通われて9年間。ますます元氣にということで盛大に誕生日を祝わせていただきました。
ボランティア活動
23日(土)、NPO法人「小さな一歩」の皆さんとボランティア活動してまいりました。場所は栃木県鹿沼市。家の脇を流れる川が氾濫し、土砂が流れ込んでしまったお宅です。
あいにくの雨でしたが、スコップ・一輪車をフル稼働させ、皆で協力しあってかきだしました。
お昼に豚汁をいただきました。心も体も温まる一杯でした。
被災されたお宅はまだまだあります。これからも私たちができることで応援してまいりたいと思います。
台風による風水害に悩まされた日本列島ですが、皆で手を取り合って乗り越えていきたいものです。その中、元氣を発揮するべく、サンタヴィレッジでは運動会を催し、天候に恵まれた日に買い物にも出かけました。 今月も笑顔のひと月でした。
10月予定の運動会を前に足を鍛えなくてはなりません。鍛えるにしても楽しくやらないと続きません。このE-walkで歩くとなぜだか自然と笑顔になります。楽しさは笑顔がバロメーターですね。
暑い暑いといっていたらあっという間に秋へ。秋とはいえまだまだ暑い日が続いたので風鈴づくりにチャレンジしてみました。今頃ご家庭でさわやかな音色を奏でていることでしょう!?
まさか、箱の中で眠っているようなことは…。
夏は宴の季節。夏祭りやらスイカ割り、流しそうめん…。整理整頓して写真をお見せしたいのですが、時にはごちゃごちゃもよろしいのではないでしょうか。とくとご覧あれぇ~!
夏祭りの時、三味線の演奏と今流行のダンスがコラボレーションしました。不覚にもダンスの名前が出てこなかったのですが、そっと耳打ちされて…。その名はヒップホップ。三味の音色とダンスの躍動感が場内に響き渡りました!動きの速さにシャッタースピードが追いつきませんでした。
装飾物を撮ってみました。季節感を出して見当識に役立てています。
パンダのタペストリーをスマート介護さんの装飾コンテストに提出させていただきました。さて、結果はどうなりますやら…。それにしても、みなさん、手先が器用です。あぁ、不器用な私…。
日本地図のみならず世界地図、動物パズルに取り組みます。不思議と空白箇所は埋めたくなります。
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